のあのあ仙人の音楽講座 第18回

第18回 音楽はラブ・ロマンスだ! 〜ダイアトニックスケールコード

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 今回のテーマは、ダイアトニック・スケール・コードです。

 音楽の理論書などの最初によく出てきますね。

 ドレミファソラシドの音符の上に
 さらに音符を重ねて
 ダンゴのようになって並んでいるコレです。


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 で、どうなの?

 って聞きたくなりますよね。


 これは、例えて言うなら、

「登場人物紹介」

 です。

 それぞれのコードが、
 それぞれの性質というか、性格を持っています。

 そして、その性格に応じた役割があります。


 例えば、Cから始まるドレミファソラシド、つまり、

  Key=C major (ハ長調)

 の場合、


 まず、一番目のコード、

 C(ドミソ)が

 このキーの主人公になります。

 つまり、あなた、だと思ってください。


 音楽というのは、いわばドラマです。
 それぞれのコードが、
 ドラマで言う登場人物のそれぞれの役割を果たしています。

 そして、これはラブ・ロマンスです。

 主人公 Cのあなたが男性(女性)ならば、
 相手役の女性(男性)がいます。
(もちろん、それ以外もあるかもしれませんが、
 話がややこしくなるので、ノーマルにいきます)


 その相手役、あなたを惹きつけるのは、
 五度のコード G(ソシレ)です。

 この一度と五度のコードが
 音楽というラブ・ロマンスのメインになります。


 ラブ・ロマンスというのは、主人公とその相手が、
 結ばれては、また離れ、そして、最後にまた結ばれる
 というのが普通の流れになっています。

 音楽もまた同じです。

 一度の主人公、(つまりあなたですね)を
 音楽理論的に言えば、
 調性を決定するコードなので、


TONIC(トニック)

 といい、

 あなたを惹きつける相手方の五度のコードを


DOMINANT(ドミナント)

 と言います。


 まずは、この二つのコードが、
 音楽というドラマのメインであることを
 覚えておいてください。


 次回は、その他の登場人物(コード)を紹介していきたいと思います。



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