第23回 メロディーが先? コードが先?
よくある質問に、
「作曲のとき、メロディーと
コードと、どっちが先なんですか?」
というのがあります。
私は、コードを奏でながら、
メロディーを考えるのがほとんどです。
ふと、口ずさんだメロディーが気に入って、
それにコードをつけたい、
ということもあるでしょう。
音楽は基本的には、自由ですから、
適当に和音を弾いて、
コードをつけることができる人は
それでOKです。
けれど、それを他の楽器などと
セッションする場合には、
共通言語としての
五線譜であったり、
コード譜であったり、
というものが必要になってきます。
つまり、譜面というのは、
音楽の国の書き言葉
と言えると思います。
さて、メロディーにコードをつけるには、
1、その曲のキーを見つける
2、ダイアトニックスケールコードを思い浮かべる
3、メロディーに使われている音から、いくつかのコードを候補にあげる
そうして、後は、トライ&エラーで、
しっくりするコードをつけていきます。
さらに、代理コード、7th 、テンションなどを考えて
コードを練っていきます。
これには、ある程度のコードと、
基礎的な音楽理論の知識が必要になります。
なので、初心者は、
気に入ったコード進行を奏でながら、
メロディーを口ずさみ、録音する、
というのが、いいのではないでしょうか?
そういう作曲の練習としては、
自分の気に入っている曲のコード進行をそのまま使い、
それにオリジナルのメロディーをあてはめてみる、
というのがあります。
自分がどういう曲調が好きなのか、
という分析にもなります。
最近は、歌を入れれば、
音符にして、それに合うコードを
かってに考えてくれる音楽ソフトもあります。
いずれにしても、何らかの楽器を練習して、
ある程度の譜面、コードの知識を覚えるのが、
いいと思います。