いわさきあきらの音楽講座 第37回

第37回 アフター・ビート その2

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 前回の「裏打ち」できたでしょうか?

 リズム譜で書くと、こんなふうになります。


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 さらに、正確なリズム感を養うためには、
 さらに進んだ、次のような練習方法があります。


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 つまり、メトロノームのクリック音が裏になるように、
 表拍を打つ、という方法です。
 まず、メトロノームのクリック音を裏拍に感じなければならないのですが、
 これが、まず難しい。


 逆に言えば、これができれば、
 すでにかなりいいリズム感を持っている、ことになります。


 さて、メトロノームのクリック音を裏に感じる方法です。


 まずは、単純に、自分で表拍をとって、
 裏拍からメトロノームをスタートさせる方法です。


「イチ、ニイ、サン、ヨン・・」

 というカウントの「イチ」の「チ」でメトロノームのスイッチを押します。

 これは、スイッチを押すと同時に
 クリックがスタートできるメトロノームでないと難しいですね。


 私は、BOSSのドクター・ビートという
 複雑なクリックが出せる機材を使っていました。


 私の使っていたものは、単純なクリック音しかでなかったのですが、
 最近は、かなりリアルなドラム音とかも出せるようですね。


 ドクター・ビートは、表拍、裏拍、と別々に音量調整ができるので、
 慣れてきたところで、表拍の音量をゼロにすると、
 自然に裏拍に感じることができます。


 最初は、すぐにその裏拍も表拍になってしまうのですが、
 その時は、またドクター・ビートの表拍を出します。


 そして、クリックを裏拍に感じながら、
 例えば、スケール練習をするなど、
 楽器を弾いて、それでも裏拍のままキープできれば、
 かなりリズム感はよくなったといえます。


 プロの世界では、当たり前とも言える練習方法なので、
 がんばって、コツコツとやってみてください。


 1〜2週間ほど、やれば、必ずできるようになります。


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